がんが進行して終末期になると腹水がたまっていきます。

特に4リットル以上が貯留する大量腹水では腹部膨満感や食欲不振になり、患者さんの日常生活や治療を継続する意欲が著しく損なわれてしまいます。
内科的治療を行ってもコントロールが困難な腹水が5~10%あります(難治性腹水といいます。)。

また、安易に腹水を抜いて捨ててしまうと、一時的には楽になりますが、すぐに再貯留して以前よりも貯留量が多くなってしまい、さらに重篤な状態になってしまう場合もあります。

ふくやま病院では、身体に必要な栄養素(腹水中に含まれるタンパク質やアルブミン)を捨てずに濾過濃縮して血管内に戻すことにより、可能な限り、患者さんの状態を維持することをめざす改良型腹水濾過濃縮再静注法(KM-CART療法)を導入しています。
この治療法は、腹水が貯留しはじめた時点で導入を計画することが最も効果的と考えています。

腹水があると言われた患者さまや、腹水貯留に伴う症状にお困りの患者さまには、当院外来で治療内容の説明だけでなく、日常生活での注意点や食事内容などについてもサポートさせていただきます。

ふくやま病院はISO9001を取得しています。