ふくやま病院看護部の仕事

看護提供方式としては、固定チームナーシングを採っており、チーム単位で看護を提供しています。
勤務形態は2交代制とし、日勤を基本とし、夜勤・遅出勤務があります。

3階病棟(一般病棟 うち一部地域包括ケア病床)

外科・内科・整形外科の一般病棟で行うことができる治療を行っています。(重症症例は近隣の基幹病院へ紹介しています。)

急性期病院で治療を終え、自宅や療養先に戻るのに際して課題がある場合に、当院へ転院し、地域で暮らすための支援を行っています。

多職種と連携し、チームで取り組む医療・介護を提供し、退院支援を行っています。

また地域包括ケア病床では、患者さん・家族さんの思いを尊重し、寄り添い、じっくりと関わりを持ち、退院へと支援していきます。

プライマリーナースはチームの中心的役割が果たせるよう、日々取り組んでいます。

4階病棟(緩和ケア病棟)

緩和ケアはチームワークが重要です。
医師・外来看護師・薬剤師・地域医療連携室等の多職種と連携し、チームワークの良さで情報共有できるシステムづくりを心掛けています。

患者さんのつらさを軽減できるよう看護ケアにも力を注ぎ、リンパドレナージやアロママッサージでは身体的苦痛だけなく精神的苦痛の緩和にもつなげています。

入院中はご家族との思い出作りのためのお誕生日会や記念日など、病棟で支援できるイベントにも力を注いでいます。

患者さんとご家族の残された時間をどう過ごすのか良いのか、その意思決定の支援にも積極的に関わっています。

外来・中材手術室

外来は、診察介助、処置・内視鏡などの検査介助、救急搬送された患者さんの対応、中材管理・手術室など業務が多岐に渡っています。
看護師は、複数の外来看護業務が実践できるよう日々研修を重ねています。
また、多職種と密に連携を図り、患者さんやご家族が安心して、診療・検査・手術が受けられるよう日々精進しています。

ふくやま病院の外来看護の強みとしては、以下を挙げることができます。
・糖尿病療養指導士によるフットケア外来
・内視鏡検査技師による技術力のある消化器内視鏡業務
・弾性ストッキングコンダクターによるストッキング指導
・滅菌技師を中心とした一括した器械管理

また、特徴の1つとして、緩和ケア外来患者を外来看護師で受け持ち制にしていることが挙げられます。
看護師がグループとなって受け持ち継続的に関わることにより、患者さんやご家族の不安や戸惑いを少しでも軽減できるような看護を心がけています。

当院を受診された患者さんが、住み慣れた地域で自分らしく生活が送れるよう、患者ひとりひとりにあわせた看護を提供できるよう日々努力しています。

看護部の理念

専門職として豊かな人間性と知識・技術を持ち、患者さんの目線に立った看護を提供します。

看護部の目標

エビデンスに基づいた看護の実践

患者に対する看護は看護師個人の自己流ではあってはいけないですし、時代とともに変化していきます。
そのためには、エビデンスという根拠に基づいた看護を実践していく必要があります。
そのために、新人教育や中途採用者教育の徹底、各種勉強会・学研メディカルサポートによるインターネット教育にも取り組むことで看護記録の内容を充実させ、看護の標準化や専門性を追求しています。

やりがいのある職場づくり

ワークライフバランスの取り組みとして、有給取得率の上昇や残業時間の短縮にも力を入れており、近年では時短勤務を導入しています。
子育て中の働くママさんも多く、仕事と家庭の両立ができるようチームナース体制づくりに取り組んでいます。
また、病院の理念や看護部の理念に基づいた部署目標を設け、職員1人1人にあった目標を設定し、部署全体で目標管理を取り組んでいます。
年2回の職員との目標面談を通して、職員1人1人と話をすることで、職員のモチベーションアップに努めています。

経営への参画

目標患者数の確保や病床稼働率の向上に向けて、看護部長や看護課長のみならず、看護スタッフも朝の医局会やベットコントロール会議に積極的に参加し、1人1人が経営に参加している意識をもって、業務に取り組んでいます。