よりよい未来のために
あなたの今に寄り添い
これからにつながる治療を

生活習慣病は、食生活や運動、休養、喫煙、飲酒など生活習慣にかかわり、それらが原因で起こる病気で、メタボ(メタボリックシンドローム)、糖尿病、高血圧症、高脂血症(脂質異常症)などが含まれます。

自覚症状があまりないため日常生活に大きな支障はありませんが、生活習慣を改善しないと脳卒中や虚血性心疾患(心筋梗塞等)、その他重症の合併症(糖尿病の場合:人工透析、失明、足の切断など)や がんになる可能性が高まることもあります。

主な対象疾患と診療

糖尿病

糖尿病は日常生活に密接した病気です。ふくやま病院は糖尿病センターとして医師や看護師、管理栄養士、糖尿病の専門家である糖尿病療養指導士がチームとなり、あなたの状態に合わせたオーダーメイドの治療を行います。糖尿病外来(予約制)にも取り組んでいます。

糖尿病教育・療養センター
高血圧

脳卒中や心臓発作の原因となることがあり、ふくやま病院では、心電図や血管年齢(動脈硬化)検査、超音波(エコー)での脂肪肝や心臓機能検査、MRIによる脳血管検査を行なっています。

内服薬など外来での治療ができる場合は通院治療を、循環器内科や脳神経外科などでの専門治療が必要な場合は適切な医療機関にご紹介します。

脂質異常症

血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪(トリグリセライド)が必要以上に増えるか、または善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減った状態のことを「脂質異常症」といいます。

コレステロールは本来細胞に必要ですが、過剰な状態が長く続くと動脈硬化の原因となります。自覚症状がないため、放置しておくと、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因となります。食生活の変化からか、日本において年々増加傾向にあります。

LDLコレステロールが、80mg/dL未満の人とくらべると、140mg/dL以上の人では、心筋梗塞の発症リスクが約4倍。また持病や危険因子の個数によっても発症リスクが異なりますため、ご自身の数値や状態の把握、コントロールが必要となります。

痛風(高尿酸血症)

血液中の尿酸の濃度が高い状態が続くと、痛風と呼ばれる関節炎を起こしたり、高血圧などを悪化させたりします。ふくやま病院では、血液検査による尿酸値と合併症の検査を行なっています。

痛風による発作が起きている場合は痛みを抑える治療を行い、痛風発作が治まってから尿酸値を下げる治療を行います。あせらず、慌てず、根気よく、ゆっくり下げていくこと、さらにはそれをしっかり維持することが大切です。